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アクリル画の描き方と初心者におすすめの最初に揃えたい道具について

アクリル画の描き方
アクリル画の描き方を知りたい。
アクリル絵の具は、どんな道具を揃えたらいいのかわからない。
新たな表現方法を身につけたい。

こんな風に思っている方は必見です。

アクリル絵の具はとても幅広い表現ができる画材です。

水彩絵の具や油絵の具と同じように扱えるだけでなく、耐水性と速乾性を併せ持つ画期的な画材といえます。油絵の具と併用することだってできるので、速乾性を活かして油絵の制作時間を短縮させることも可能です。

ただ、使ったことがない方も多く、「どうやって描くの?」という声はよく聞きます。

さまざまな画材の良さを知れば、表現の幅が広がることは言うまでありません。
ぜひ、この機会にアクリル絵の具を試してみてはいかがでしょうか。

この記事では、アクリル絵の具の速乾性と耐水性を活かした描き方と、最初に揃える道具について解説します。

アクリル絵の具の特徴

➀ 乾くと水に溶けない

アクリル絵の具は水溶性の絵の具であるにもかかわらず、乾くと水に溶けなくなります。

水彩絵の具でウェットオンドライ(乾いた絵の具の上に色を重ねて塗る技法)で色を重ねるとき、何度も画面をなぞると、先に塗った絵の具が溶けてしまいます。

しかし、アクリル絵の具ではこれが起こりません。

➁ 厚く塗ってもすぐに乾く

水彩絵の具は厚く塗ると、絵の具が乾いた時にヒビ割れてしまいます。
しかし、アクリル絵の具では、油絵のように厚みを与えた塗り方をしてもヒビ割れを起こしません。

しかも油絵の具のように、乾燥時間がかかりません。

アクリル絵の具の描き方

アクリル画の技法には様々あると書きましたが、ここでは明暗と色彩を分けて考える方法を紹介します。

グリザイユ技法と呼ばれる、古くからある技法の一つです。
使用する色数が少ないので手早く全体を捉えることができ、色彩の深みが出やすいなどのメリットがあります。

グレーの絵の具層が乾いたら、固有色を置いていきます。

では、早速描いていきましょう。

モチーフ

モチーフ

葡萄とラ・フランスを用意しました。

木炭で下絵を描く

アクリル画の描き方

木炭で下絵を描きます。

モヤモヤと雲を描くような気持ちで、大まかに形を捉えながら位置を決めます

今回は4Fのキャンバスボードを使用しています。

キャンバスボードは両面使えるので練習用に最適です。
(※ 片面しか使えないものもあります)

アクリル画の描き方

位置が決まったら描き進めますが、葡萄などの複雑な形を描く時は、モチーフの中心を意識すると描きやすくなります。
想定した範囲に収めようとする場合、この見方は有効です。

アクリル画の描き方

下絵の完成です。

あくまでもアタリを取るだけなので、詳細に描き込む必要はありません。

アクリル絵の具による着彩

アクリル画の描き方

バーントアンバーなどの茶系の絵の具で形を描いていきます。

下絵の線をなぞるのではなく、もう一度モチーフを観察しながら新たに描き起こしていくつもりで。

絵の具はほんの少し水で溶き、伸びを良くしておく描きやすいです。

アクリル画の描き方

絵の具が乾いたらウエスなどで余分な木炭を拭き取ります。

最初にフィキサチーフを使って木炭を定着させてもいいのですが、この方法が簡単で有効です。

アクリル画の描き方

水で薄めたイエローオーカーを全体に塗ります。

薄める度合いは、線描が透けて見える程度。

モノトーンで描く

アクリル画の描き方

チタニウムホワイトアイボリーブラックでグレーを作り、それぞれのモチーフを塗ります。
線描は透けて見えるようにします。

アクリル画の描き方

グレーの度合いはそれぞれのモチーフのハーフトーンで。

ハーフトーンとは、明と暗の中間の調子のことです。

アクリル画の描き方

明部と暗部を描けば大まかに立体表現ができます。

アクリル画の描き方

細部を描き込みます。

グリザイユ技法では、全体の調子を実物よりやや明るく仕上げます。
色を重ねると暗くなるためです。

固有色で描く

アクリル画の描き方

固有色を塗ります。

このとき、モノトーンの色の層が透けて見えるように色を重ねます。

ここで使用した色は次の通りです。

葡萄 ピュアレッド、コバルトブルー
ラ・フランス イエローオーカー、ビリジャン
テーブル イエローオーカー、バーンとシェンナ、ビリジャン
壁 イエローオーカー、コバルトブルー
※ 明度はチタニウムホワイトで調整します。
アクリル画の描き方

全てのモチーフに固有色を塗り終えたら…

アクリル画の描き方

最初に塗った固有色をハーフトーンと見て、明部、暗部を描き進めます。

ここでは、葡萄に光が当たったところから描き始めています。

アクリル画の描き方

ラ・フランスの明部を描きます。

面を意識して色を塗る

面を意識して描き進めます。

アクリル画の描き方

壁やテーブルも描き進めていきます。

絵の具はほとんど薄めません。

アクリル画の描き方

細部を描き込みます。

仕上げ

アクリル画の描き方

葡萄の陰の部分に、水で薄く溶いた赤(アリザリンクリムソン)を塗ります。

これはグレーズと呼ばれる技法です。

アクリル画の描き方

細部の調子を整えて完成です。

最初に揃える道具について

ここからは、アクリル画の道具と使い方について紹介します。
これから道具を揃えようとしている方は参考にしてください。

アクリル絵の具

アクリル絵の具には、大きく分けると2種類のタイプがあります。
透明なアクリル絵の具と、不透明なアクリルガッシュです。

アクリルガッシュはポスターやイラストのような、はっきりした発色を求められる作品向きです。

今回紹介した描き方では、透明なアクリル絵の具を使う方が良いでしょう。

丸筆、平筆をそれぞれ大、中、小のサイズで用意したいものです。

ここに紹介する筆はナイロンと動物の混毛です。
穂先の形状とサイズがそろっているので選ぶ手間が省けます。

✅ 筆の種類や手入れの仕方については次のリンクをご参照ください。

パレット

✅ パレットはいくつかのタイプがありますが、おすすめは紙パレットです。
手入れが楽ということもありますが、ペーパーパレットは色が白く、絵の具の微妙な色を判断しやすいというメリットがあります。

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筆洗

ペットボトルをカットしたり、使わなくなったコップなどで代用すれば、特に購入する必要はないと思います。

学生時代に以下に紹介するような筆洗を使ったことのある方も多いと思います。
重ねればコンパクトになるので携帯用に便利な筆洗です。

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最後に

アクリル絵の具は乾燥が早いので、描画中に使わない筆は常に水に浸けておきましょう。

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