手紙の書き方とポストクロッシング

手紙

SNSの発達により、手紙を書く機会がめっきり少なくなりました。
年賀状を辞退する人も増えましたね。
ただ、今年は新型コロナウィルスの影響で年末の外出を自粛する人が増え、年賀状を出そうとする人も増えているそうです。
新型コロナウィルスが収束すれば、元の木阿弥になりそうですが…。

手紙ってやっぱり、面倒ですもんね。

賀状をもらうのは嬉しいけれど出すのは億劫。
せっかく手紙をもらっても、SNSで返事を済ませてしまう方がほとんどではないでしょうか。

個人的には、展覧会の案内状やご来廊のお礼状などを出すことが多く、そういう意味では手紙を書く機会は多い方だと思います。

時代遅れかもしれませんが、手紙の書き方について触れてみます。

手紙の書式

手紙

手紙には型があります。
型にとらわれ過ぎて書かないよりは書いた方がいいので、それほど気にしなくていいと思いますが、相手によっては押さえておきたいところです。

① 前文

書き始めの挨拶分です。
・頭語 「拝啓」、「拝復」など。
・時候の挨拶 「春暖の候」「秋めいてまいりました」など。
・相互の安否の挨拶 平素の疎遠を詫びる言葉など。
※ これらすべてを略して、「前略」とし、すぐに本文に入ることもあります。

② 本文

前文を受けて、「さて」、「ときに」などの起辞を置き、本文へとつなぎます。

➂ 末文

「まずは右お願いまで」、「取り急ぎご連絡まで」と区切り、「敬具」、「頓首」などの結語で結びます。
※ 頭語に「前略」を置いた場合は、「早々」と結びます。女性ならば「かしこ」。
※ 頭語と結語の組み合わせは決まっています。

④ 後付

日付、署名、宛名を書きます。
日付は本文より1字か2字下げて書きます
署名は日付の次の行、末尾を本文の行末に揃えて書きます。
宛名は目上の人なら日付より高く、同輩なら同じ高さに、後輩には低く書く。

➄ 副分

追伸文です。「追って書き」「なおなお書き」ともいいます。
副分は書かない方がよく、目上の相手には避けたい。

押さえておきたい手紙のマナー

以前、とある小学校の教員から頂いた手紙に驚いたことがあります。
まず、文章が分かりにくく内容も稚拙。
これで教員が勤まっているのか、と呆れるほどでした。

その上、ホワイトを何箇所使ったら気が済むのか、というくらい修正している。
手紙の型もめちゃくちゃ。
使っている便せんはキャラクターもの。

若い方でしたから、手紙の書き方を知らないのも無理はないのですが、これではお礼の効果も半減してしまいます。
最低限のマナーは押さえておきたいものです。

ここでは、七つの項目を挙げてみました。

① 便せん1枚で終わる内容なら葉書に書く

便せん1枚で終わる手紙には、余分に白紙の便せんを1枚添えるという習慣を聞きますけど、もらった方はどことなくがっかりします。
封書で出すなら、最低2枚は書きたい。
ただし、2枚目は3分の1程度の余白を残すと、見た目が美しい。

② 書き間違えたら書き直す

特に、目上の人に対する手紙は、修正液を使うことは避けたい。
友達レベルなら、二本線を引いて訂正すればいい。

➂ 罫線入りの便せんは略式扱い

目上の人や、仕事相手には使わない方が無難です。

④ 下手な字で書くより、パソコンの文字の方がいいか

パソコンで書いたのなら、そのままメール送信すればいいと思います。
下手な字が失礼ではないし、肉筆の方が温かみが伝わりやすい。

➄ 「拝啓」ではなく、「前略」から書くと失礼か

形式を重んじるタイプや、かなりの年配の相手でなければ気にすることはないでしょう。
文章に相手への敬意を込めればそれで十分です。

⑥ 自分の住所は必ず書く

受け取った相手が返事を書く場合、差出人の住所がないと、調べる手間がかかります。
もう一つは、宛先を書き間違えていた場合、差出人の住所がない手紙は行き場を失うことです。

⑦ あらたまった内容には、白い便せんを使う

便せんや封筒は、白が礼儀にかなったものとされます。

手紙を楽しむために

手紙を出すにあたって、いくつかの楽しみ方があります。
これに関しては、手紙を受け取る側の気持ちを考えるとよいでしょう。

ここでは、一般的なことに加えて、個人的に意識していることを紹介します。 

① 封筒

文具店に行けば、いろいろな封筒が売られています。
茶封筒、白無地、花柄、和紙…さまざまに買いそろえておいて、相手や機会によって選んでいる。

② 便せん/ポストカード

封筒と同様に買いそろえておき、これも相手によって選んでいる。
ポストカードは展覧会などで買うことが多い。

➂ 筆記具

筆ペン、ボールペン、カラーサインペンなどを使い分けている。

④ 切手

切手は手紙の顔です。
記念切手をコレクションしておいて、季節感を演出したり、手紙の内容によって選んでいる
長らく記念切手を使っていた相手に対して、普通切手に切り替えたりもします。
「今後は出しませんよ」というサインとして(これに気が付く人は少ないですが…)。

下の写真のように、貼り方を工夫しても面白いと思います。

切手の貼り方
「切手の貼り方いろいろ」

郵便局のホームページによると、切手は基本的には「縦長にしたときの左上」に貼ることになっています(下図)。
横長の手紙の場合は右上です。
これは機械でスムーズかつ正確に仕分けるためだそうです。

※ 斜めになってはいけないとは明記されていません。
※ 枚数の制限もしていません。

郵便局ホームページより引用

➄ 文香(ふみこう)

手紙に入れるお香です。
落ち葉の形や、動物の形などさまざまな種類があります。
(※ 1円玉はサイズの参考です)
封筒に入れておくと、香りも一緒に届きます。

文香
「文香いろいろ」

文香は手紙だけでなく御祝袋に入れたり、鞄や名刺入れにそっと忍ばせておくのもいいものです。
贈り物にも最適です。

■ 次に紹介している包み香 (文香) は、パッケージサイズ3.5×8.5×2.7(㎝)とコンパクトで、手土産にも最適です。
種類は全部で26種類、香りは白檀をベースに調香されています。

名詞入れに忍ばせておき、うつり香とともにお渡しすれば、お洒落なだけではなく印象に残ること間違いなしです。
これ、けっこう使えます。

ポストクロッシング

手紙

ポストクロッシングをご存知でしょうか。
世界中にいる会員同士が、葉書(通常は絵葉書)を送りあうことを楽しむものです。

他の会員に葉書を郵送すると、別の会員から葉書が送られてきます。
送る相手も送られてくる相手も、コンピューターが無作為に選びだすので、思いもしない国から葉書が届くのです。
郵便ポストをびっくり箱にしようとする、なんとも素敵なプロジェクトではありませんか。

ただ、世界中の人達とやり取りをする性質上、英語を共通語として使います。
英語の勉強にもなるので、気になる方はお試しを。

≫ ポストクロッシングはこちら

最後に

手紙を書くことを楽しめれば、それほど面倒ではなくなります。
ぜひ、参考にしてみてください。


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