最近、視力が低下していることを痛感します。
とは言っても、日常生活では全く問題ありませんし、教室で絵を描く時も裸眼で不自由することはありませんから、僕自身の視力はまだいい方だと思います。
でも、細密な仕事をすると、裸眼では筆先が定まらなくなってきました。
ワインのラベルの文字などを描こうとすると、よく見えないのです。
見えないということは、描けないということです。
こんな時にハズキルーペは重宝しますが、あまりよく見えないという噂も聞きます。
この記事では、実際に使ってみた感想から、ハズキルーペの性能を検証してみます。
実際にハズキルーペを使ってみた感想
ケースとレンズクロスが付いてます。
ケースはちゃちな作りで、おまけみたいなものですけど、案外しっかりしてるので、カバンに押し込んでも問題ありません。
見え方ですけど…
✅ しかも、ハズキルーペは両手が自由に使えるので、どんな作業をするにもうってつけです。
虫メガネは片手をふさがれてしまうので、絵を描く際の使い勝手はよくありません。
細密な作業をする時は必ず腕鎮を持つので両手がふさがってしまいます。
そんな時にメガネ型のハズキルーペはすごく重宝するし、極端に絵に近づいて見る必要もないので、同じ姿勢で描き続けられて楽です。
ブルーライトもカットしてくれるので、パソコンでの作業にも好都合です。
本を読む時にもいいと思います。
ハズキルーペってどんな商品なの?
簡単に言うと、ハズキルーペはメガネ型のルーペです。
見た目はメガネですが、老眼鏡ではなくルーペ (拡大鏡)です。
虫メガネのように、片手を取られることがないので非常に便利です。
ヘッドルーペも同様に使えますが、ハズキルーペはどこで使っても傍目が自然です。
今どきヘッドルーペを使う人がいるのかどうか、わかりませんけどね。
え?
ヘッドルーペを知りませんか?
こういう商品です。
サンバイザーのように頭に固定して使います。
これを使ってみた時は、よく見えると思いました。
ただ、かなり対象物に近づく必要があるので、絵を描くには使いにくいんです。
ハズキルーペの種類
■ 倍率は3種類あります。
それぞれの倍率の焦点距離の目安と、適する作業内容は次の表の通りです。
倍率 | 焦点距離の目安 | 適する作業内容 |
1.32倍 | 50~70㎝ | スマホ・ゲーム・PCなど |
1.6倍 | 30~40㎝ | 読書、ネイルなど、手元での細かい作業 |
1.85倍 | 22~28㎝ | 読書、ネイルなど、手元でのより細かい作業 |
■ レンズサイズも3種類あります。
それぞれの特徴は次の表の通りです。
レンズサイズ | 特徴 |
ラージ (大きいサイズ) | 横フレームが長く、メガネの上からでもかけやすい |
コンパクト (標準サイズ) | ラージサイズのレンズの縦幅のみを小さくしたタイプ |
クール (小さいレンズ) | コンパクトなので、ポケットやハンドバッグに入る |
■ ブルーライトカットには、2種類のタイプがあります。
■ 55%カット‥ピンクブラウンのレンズで、PCやスマホを長時間使う場合に適しています。
■ フレームの色
カラーは全部で10色あります。
・ニューパープル
・ブラックグレー
・パール
・ルビー
・チタンカラー
・赤(レッド)
・紫(パープル)
・白(ホワイト)
・黒(ブラック)
これだけあると迷いますね。
まずは、焦点距離にポイントを置いて選んでみてください。
ちなみに私は赤の1.32倍を買いました。
焦点距離に適度な距離感があるので、絵を描く時にも使いやすいです。
耐荷重100㎏?
高級クラブ?の女性が、お尻でハズキルーぺを押しつぶしても壊れない、ってアピールするテレビCMはインパクトがありますね。
でも、自分のルーペをグシャッとやって、検証する勇気はありません(笑)。
まっ、普通に使っていれば大丈夫ですから。
ただ、保証書には耐荷重90㎏と書いてあるのは気になる。
かなり頑丈だと理解しておくことにしましょう…。
老眼鏡とハズキルーペの違い
ハズキルーペは拡大鏡です。
細密描写などの細かい作業をする際に、拡大して見やすくするためのレンズです。
老眼鏡は目の調節機能を手助けするレンズです。
つまり…
ルーペのように拡大された像が見えるわけではありません。
なので…
老眼鏡を必要な人がルーペを使っても、ぼんやりした文字や絵が、大きく見えるだけなんです。
ハズキルーペはネットで買った方が安い!
僕は画材店で初めて見かけた時、便利だと思ったのですぐに買おうかと思ったんですけど、ネット価格が気になって調べたんです。
そしたら…
1,000円くらい安く買うことができましたよ。
画材屋さん、ごめんなさい💦
価格帯があるので、安いところを狙ってください。
テレビCMでハズキルーペを見なくなったのはなぜ?
ハズキルーペのテレビCMを、以前ほど見かけなくなりました。
ネット上では、さまざまな情報が飛び交っています。
CMの製作費にお金をかけ過ぎたとか、フジテレビとの間でトラブルがあったとか、商品のクレームが多い…などなど。
僕には、業界のことやマーケティングのことはよくわからないので、コメントは控えます。
商品クレームに関しては、「すぐにつぶれた」というコメントをよく見ます。
耐荷重100㎏と謳っているから、潰れたら文句を言いたくなるのはわかります。
ただ、丁寧に使っていれば、潰れることはないと思います。
すでに4年近く使ってますけど、なんの問題もありません。
レンズ保証に対するクレームも、「キズがついたから、交換してもらおうと思ったのに断られた」みたいに書いてる人がいます。
でも、保証書にはキズは対象外と明記してあります。
クレームのほとんどが、保証書に書かれてあることを確認していないから、発生しているのではないかと思います。
最後に
■ ブルーライトカットのレンズは2種類。
■ カラーは10色。
■ 価格はネットの方が安い。
ハズキルーペを使っても、よく見えない人がいるとも聞きます。
買おうと思ったら、必ず店頭でチェックしてください。
もしかしたら、メガネとハズキルーペを一緒に使ってみたら、見えるのかもしれません。
でも、これに関しては何とも言えません。
ハズキルーペが合う人には、これは本当に優れモノなので、迷わず購入することをお勧めします。
遠近法、色彩、人体、構図などの講座ブログは、「絵画講座 / インデックス」として、まとめてありますので、ご活用いただければ幸いです。
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